■ 準備するもの


薄手〜中ぐらいの厚みの生地がお薦めです。
寒い季節には薄手のウールやフランネル、シャツコールなどでもお作りいただける
シンプルなデザインです。











胸のあたりにギャザーを寄せたデザインですので、ギャザーがきれいにでる
薄〜中ぐらいの厚みの柔らかい生地がお薦めです。














■ パターンを準備します

まず、パターンについてお詫びがございます。
現在(2011年11月)販売されている本に付録しているパターンは袖山についている合印の位置が
袖ぐりの合印とずれて表示されております。
すでにお作りになられましたお客様には大変ご不便とご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

現在ご購入いただいた本と付録パターンをご利用いただいてもブラウスを作成していただけるよう、
下の 『写し取るパターン』 のカテゴリーに作成していただくパターンの修正方法を記載いたしました。
また、次回にはお袖の付け方も詳しくご紹介してまいります。
お手数ではございますが、参考にして下さいますようよろしくお願い申しあげます。


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パターンの選び方
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p.74、p.76ページに記載している出来上がり寸法を参考にパターンのサイズを選びましょう。
大人用はバストサイズを基準に選びます。

基本的なパターンの写し方については、topicsの「縫い始める前にしておきたい下準備について」の
ページで詳しくご紹介していますので参考になさって下さいね。




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写しとるパターン
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サイズが決まったらパターンを写します。

丸衿ブラウス
* 前身頃
* 後ろ身頃
* 袖
* 衿(表衿、裏衿とも同じパターンを使用します)



丸衿ギャザーのチュニック
* 前ヨーク
* 後ろヨーク
* 前身頃
* 後ろ身頃
* 袖
* 衿(表衿、裏衿とも同じパターンを使用します)
* 脇ひもはパターンがありませんので、直断ち(生地に直接チャコなどで線を引いて裁断)しても、
自作でパターンを作られてもどちらでもOKです。








 パターンは、外側の線だけでなく、「前身頃・袖・衿」といった型紙の名称や、
 「サイズ」「地の目」などすべての情報を写しとっておきましょう。












■ 地直しをしましょう



裁断の前に水通ししましょう。
地直しの仕方はtopicsの「縫い始める前にしておきたい下準備」 の 「綿麻素材の地直しの仕方」で
詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。














■ パターンを配置しましょう
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置 き 方
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まずは生地を縦に二つ折りにして、片側に「わ」を作ります。
生地がゆがまないように広いスペースをとって作業を行って下さいね。

















■ 縫い代をつけましょう
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縫い代をつけます
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パターンが配置できたら、上図もしくは74(丸衿ギャザーチュニック)・76(丸衿ブラウス)ページの
「裁ち図」を見ながら、寸法どおりにチャコで縫い代をつけます。
前後身頃の裾と袖口の縫い代は5センチ、それ以外の縫い代はすべて1センチの幅になります。

 裁断の仕方について詳しくはtopicsの 「裁断の仕方」 を参考にしてください。









■ 裁断しましょう
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裁断のコツ
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パターンを配置し、縫い代線が引けたら裁断をします。

裁断中は、はさみを動かしやすいように生地の周りを移動しながら各パーツを裁っていきます。
パターンを配置した生地はなるべく動かさず、はさみの下の刃を机に滑らせるように添わせ、
生地がはさみで高く持ち上がらないようにするのがポイントです。
袖ぐり、衿ぐり布のカーブ部分は一度で裁断しにくければ少し大きめに荒裁ちをしてから裁断してみて下さいね。






■ 接着芯を貼りましょう

裁断を終えたら、表衿の裏側にアイロンで接着芯を貼りましょう。

 接着芯の貼り方についてはtopicsの 「接着芯について」 で詳しくご紹介しています。
 初めて扱われる方はぜひ参考にしてくださいね。













■ 印つけについて

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縫い線の印つけ
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裁断ができたら、チャコやチャコペーパー&ルレットなどを使って印つけをしていきます。
縫い線すべてに印をつける必要はありませんが、「身頃などの中心」「あき止まり」「ボタン付け位置」など
ポイントとなる小さな印には忘れずに印を入れておきましょう。

更にミシンで縫うときはステッチ定規やミシン台(下画像参照)についている定規を利用して縫いましょう。
最小限の印でも、縫い代の幅を一定にして縫うことができます。
















まず始めは丸衿ブラウスから縫い方をご紹介してまいりますね。







■ ダーツを縫いましょう

前身頃の胸にあるダーツを縫います。
縫い終えたらダーツを上向きに倒し、アイロンで丁寧に整えます。















■ 身頃の肩を縫い合わせましょう

後ろ身頃の肩部分に伸び止め用の接着テープを貼ります。
(※接着テープはなければ、接着芯を約1cmの幅にカットして使用してもOKです。)
続いて、後ろ中心の縫い代をロック(ジグザグ)ミシンでかがります。












■ 身頃の肩を縫いましょう

前後の身頃を中表に合わせて、肩を縫います。
縫い終えたら、縫い代をロック(ジグザグ)ミシンでかがり、後ろ身頃側へ倒してアイロンで整えます。

















■ ボタンループを作り、つけましょう

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ボタンループを作りましょう
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下の手順で、ボタンを留める布ループ(ボタンループ)を作ります。










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ボタンループをつけましょう
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右後ろ身頃の付け位置に布ループをつけます。

















■衿を作り、つけましょう

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衿を作りましょう
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表りと裏衿を中表に合わせ、ミシンで縫います。













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衿をつけましょう
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■袖をつけましょう


















まち針を止め終えたら、しつけをかけてからミシンで縫います。
続いて縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンでかがり、かがり終えたら袖側に倒してアイロンで整えます。












■ 袖下から脇を縫いましょう

身頃を中表に合わせて、袖下から脇を合わせ、ミシンで縫います。


















■ 袖口と裾をあげましょう

身頃の裾と袖口を出来上がりに三つ折りし、ミシンで縫います。



























続いて、丸衿ギャザーのチュニックの作り方をご紹介します。



■後ろヨークの肩に伸び止めテープを貼りましょう。

裏後ろヨークの肩に伸び止めテープを貼りましょう。
















■前後の身頃の裾を三つ折りにしましょう。

前後の身頃の裾を下図のように三つ折りにし、アイロンで折り線をつけます。















■前後の身頃にギャザー寄せのミシンをかけましょう。

前後の身頃の胸元にギャザーを寄せるための粗ミシンをかけます。
本の作り方(P.74)では前身頃と後ろ身頃、別々の工程でギャザー寄せミシンをかけていますが、
一緒にかけておくとGOOD!少しだけ作業がスピードアップします。












「荒い針目のミシン」とは、ギャザーを寄せたい部分に行う下準備のミシンです。

(1)ミシンの設定を変更しましょう
ミシンの機能の中に「送り幅」という縫い目ひと針分の長さを調節するところがあります。
機種によってダイヤルだったりコントロールパネルだったりさまざまですが
その「送り幅」を調節してひと針分の縫い目の長さが4ミリ程度になるように設定しなおします。
(縫い合わせのときの縫い目は約2ミリ前後の設定が通常です。)





(2)指定された場所を縫いましょう
縫い始めと縫い終わりは返し縫いはしません。
後で引っ張りやすいように糸を少し長めに残しておきます。


(3)ミシンの設定を元に戻しましょう
後でまた、ミシンを使うときのために縫い終わったら設定を元に戻しておきましょう。















■後ろヨークの中心を縫います。
















■前後のヨークと身頃を縫い合わせましょう。

前ヨークと前身頃、後ろヨークと後ろ身頃をそれぞれ縫い合わせます。












■ヨークの肩を縫いましょう。

前後のヨークの肩を縫い合わせます。
まずは裏ヨーク(着用したときに肌に直接触れるヨーク)から縫い合わせます。
縫い終えたら縫い代を割って、アイロンで整えます。

 本の作り方(P.75)では、後ろヨークのあきをまつる作業が先にありますが、
 初心者の方は衿ぐりの開きが大きい方が縫いやすいように思いますので、
 ソーイングレッスンでは先にヨークの肩を縫い合わせてしまいます。


























■後ろヨークのあき部分をまつり縫いで縫い合わせましょう。






 布ループの作り方は上の「丸衿ブラウス」でご紹介しています。









■ヨークの衿ぐりと袖ぐり部分を仮止めしましょう。






















■衿を作りましょう。

衿の作り方は、丸衿ブラウスと同じです.
表衿と裏衿を中表に合わせ、衿の周りにミシンをかけ、左右の衿を作ります。










■衿をつけましょう。


























































■袖をつけましょう。

袖のつけ方は、上でご紹介している丸衿ブラウスと同じです。

















まち針を止め終えたら、しつけをかけてからミシンで縫います。
続いて縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンでかがり、かがり終えたら袖側に倒してアイロンで整えます。










■脇を縫い、袖口と裾をあげましょう。

前後身頃を中表に合わせ、袖下から脇を続けて縫います。
縫い終えたら縫い代をロック(ジグザグ)ミシンでかがり、後ろ身頃側へ倒してアイロンで整えます。







あらかじめアイロンで折り線をつけて置いた裾を、再度出来上がりに丁寧に折ってミシンで縫います。
続いて袖口もでき上がりに三つ折りし、ミシンで縫います。















■後ろをあきにボタンをつけましょう。

ボタン付け位置にボタンをつけます。















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