作りたいものが決まったら、まずはこんなことからはじめます。
1.パターンを準備する
2.布を準備する






■ パターンを準備します

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パターンの選び方
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付属の実物大パターンの中から、自分のサイズにあったパターンを選びます。
通常、上半身は「バストの寸法」を、下半身は「ヒップの寸法」を基準にして選びます。

CHECK&STRIPE STANDARD で表記されているサイズはヌード寸法なので、
ご自身のバストやヒップ寸法を参考にサイズを選びます。

一方、CHECK&STRIPE 布屋のてづくり案内 で表記されているサイズは出来上がり寸法です。
出来上がり寸法は、実際に縫いあがったお洋服そのものの寸法ですので、サイズを選ばれるときは
お手持ちのお洋服(ブラウスならばブラウス、パンツならパンツ、コートならコートと似たような形のもの)
の寸法を実際に測って、その寸法を参考にサイズを選んでみてくださいね。




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パターンは何に写したらいいの・・?
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◆ 紙の種類
実物大パターンを写すのには、洋裁用のハトロン紙という紙がお薦めです。
薄手なのでトレーシングペーパーのように実物大パターンの上に重ねてパターンを写すことができ、
丈夫で破れにくい優れた紙です。



※CHECK&STRIPE でもハトロン紙に似たパターン紙を、取り扱っています。
ざらざらしている面を表にして使用します。これらの紙が手に入らない場合は、
文具屋さんなどでも取り扱いのあるクラフト紙や模造紙などで代用してみて下さい。




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写し方は・・?
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付属の実物大型紙を広げた上にパターン紙を重ね、透けた線を鉛筆でなぞっていきます。
パターンは、外側の線だけでなく、「前身頃・袖・袖口布」などといった型紙の名称や、
「サイズ」「中心線・わ」「ノッチ」「地の目」などなどの、すべてを写しとるのが基本です。



◆ 薄手の透ける紙を使用した場合の写し方
実物大パターンの上にパターン紙(またはハトロン紙)を重ねて、鉛筆でなぞりながらパターンを写します。



◆ 透けない紙を使用した場合の写し方
模造紙やクラフト紙のように透けない紙の場合は、 写したい紙の上に実物大パターンをのせ、
ルレットで線をなぞって小さな穴をあけ、型紙を写します。(※机にルレットの傷がついてしまうので
型紙を写すときは必ず紙の下に板など硬いものを敷いてから作業をして下さいね。)
ルレットで形を写し終えたら、パターン情報(=型紙の名称やサイズ、印など)を記入します。








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型紙の線の意味
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型紙の線は専門用語で製図記号と言われ、その種類によって、ひとつひとつ意味があります。
CHECK&STRIPE 布屋のてづくり案内 と CHECK&STRIPE STANDARD に付属している
実物大型紙に表示されている線は、洋裁製図共通の製図記号を使用しています。
この先、さまざまな種類の型紙を手にするたびに登場する記号なので、
下に記したよく使われる記号を、ちょこっと頭の片隅に残しておいてみて下さいね。










■ 生地を準備します

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おすすめの生地
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布は素材や織り方によって、いろいろな種類に分けられます。
綿・麻・ウール・化繊、作るものや季節によって選び方も変わります。
ブラウスなどを作るとき、初心者の方にお薦めなのは、綿(コットンともいいます)や
麻(リネン・ラミーなどともいいます)などがあげられます。
コットンや麻の自然素材は、1年中を通して着ていただける肌に心地いい素材だと思います。
秋冬物のコートやスカートパンツなどにはウールがお薦めです。
暖かで織り方や加工方法によって、さまざまな表情があり、仕立てがいのある素材です。
どの素材にも共通しますが、織り目の粗いざっくりとした生地よりも、
織り目の細かい生地の方が縫い代がほつれにくく扱いが楽です。

一般的に、柔らかな雰囲気を出したいものは生地もやわらかく薄手のものを、かちっとした雰囲気で仕立てたいものは
しわになりにくいしっかりとした生地を選ぶと、よりイメージに近いものができると思います。








■ 生地の地直しをします

生地を購入されたら、縫い始める前にまず「地直し」という作業をします。

さまざまな工程を経て作られていく生地は、わたし達の手元に渡ってくるころにはどうしても多少の「ゆがみ」が生じてしまいます。
さらに綿や麻などのように「収縮しやすい」という特性を持った繊維もあります。
「地直し」とはそういった布の「収縮」や「ゆがみ」を整える作業のことです。




「このお洋服、作ってみたい!」と思い立って、やる気がいっぱいにみなぎっているときに、
布をお水に浸して、乾かして・・・などと、一呼吸入れなくてはならない地直しの作業をするのは
なかなか勇気の要ることです。

「このやる気と、地直しの作業をしている時間をいったどう使ったらいいの・・・!」なんて
ため息がもれてしまわれる方もいらっしゃるかもしれません。
ところが地直しの作業を省いてしまったばかりに、出来上がったものを着たり使ったりしてお洗濯をしたら、
形がゆがんでしまった・・・縮んでしまった・・・なんてことが起きてしまうことが少なくありません。

さらにソーイングの技術が上達し、より完成度の高いものを作りたいという気持ちが芽生え始めてくると
地の目(布の織り目)を読む力がついてきて、作っている最中から小さな「ゆがみ」も少しずつ気になり始めます。

織り目の粗い生地、ニットのように編まれた素材、表裏で違う生地を使用するもの、
接着芯を使用するもの、身返しをつけるものなどは、特に十分な水通しの作業が必要になります。




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綿と麻の地直しの仕方
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1. 横糸に添って布端を切りそろえます。
(横糸を1〜2本引き抜いてみて下さい。抜けた部分が薄っすら線になりますので、
その線上を丁寧にまっすぐカットしていきます。)





2. 広げたハトロン紙や(テーブルの角やアイロン台の角でもOK!です)に布を重ね合わせてみます。
角が直角に合わずにゆがんでいる場合は、手で少しずつ引っ張ってゆがみを直していきます。





2. 生地を適当な大きさに(できればじゃばら状に・・)たたんで、たっぷりのお水に約1時間ぐらい浸します。


3. お洗濯用のネットなどに入れ、洗濯機でほんの少し脱水します。


4. 半乾きになるくらいまで陰干しをします。






5. アイロンをかける。
再び四隅が直角になるように整えながら、押さえるようにアイロンをかけます。





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ウールや化繊の地直しの仕方
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ドライクリーニングを必要とするようなウールや化繊の一部は、まず霧吹きで生地全体に霧を吹いてよく湿らせます。
水分が蒸発してしまわないように、大き目のポリ袋などに生地を入れ、
そのまま一時間ぐらい置いてから、水分がなくなるまでアイロンをかけながら布目を整えます。
※毛足のあるものや、こて光り(アイロンの熱によって生地の表面が光ってしまうこと)が出てしまうような生地は
あて布をしたり、アイロンを浮かし気味にかけたり、風合いを損ねてしまわないよう、様子を見ながら作業を行ってください。












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