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芯地(接着芯)ってなんだろう・・・?
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芯地(接着芯)はお洋服を作るときに欠かせない副資材のひとつです。
薄手の生地(基布といいます)の片面(裏)に熱で溶ける「接着剤」が添付してあり
アイロンの熱でその「接着剤」を溶かして生地に貼り付けて使用するのが一般的です。


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芯地を貼る部分ってどんなところ?
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(お洋服を)着用していて、負荷がかかりやすい部分の生地を補強したり、
美しいシルエットを保ちたい部分などに貼り付けます。
よく使用する箇所として、シャツ・ブラウスでは衿や前立て、袖口布、
スカートやパンツではウエストベルトやファスナーで開け閉めする部分、
コートなどでは身頃全体に貼ったりすることもあります。


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接着芯の種類
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芯地(接着芯)は薄いものから厚いもの、やわらかく仕上がるものから硬く仕上がるものなどなど、
その種類は作るものや使用する生地、目的に合わせて多種多様にあります。
CHECK&STRIPE 布屋のてづくり案内 や CHECK&STRIPE STANDARDでご紹介しているような
やさしい雰囲気のお洋服には、やっぱりやわらかい芯地が適してしていると思います。
初めて接着芯を購入される方は、お店に並んでいる数多くの接着芯を前に
「いったいどれを買ったらいいの??」と悩んでしまわれることがあるかもしれません。
そういったときには、ちょっぴり勇気を出して、お店の方にご相談されることをお薦めします。
買いにいかれるときは使用する生地の切れ端を持って行ってみてくださいね。










◆ 実際に作っている生地に張る前に、まずためし貼りをしましょう
◆ ハトロン紙などであて紙をしましょう。
◆ アイロンは滑らさず、押さえるようにかけましょう。
◆ 熱が冷めるまで、動かさないようにしましょう。





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裁断の仕方
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接着芯は手で触ってみると、片面だけざらざらしています。
このざらざらはアイロンの熱で溶ける「接着剤」です。
「接着剤」の付いている面を生地の裏と合わせて裁断し、アイロンで接着します。
布と芯の布目は同じにします。







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貼 り 方
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アイロンはドライ・温度は中ぐらいの設定にします。
上から体重を乗せて押さえるようにアイロンします。
約10秒ほどアイロンで押さえて接着していき、冷めるまでそのまま置いておきます。







ためし貼りをしたら、以下の項目をチェックしてみましょう。

● 表布や芯が縮んでしまったり、接着剤が染み出てしまったりというような問題が発生していませんか?
(表に返して)接着芯の貼ってあるところと、貼っていないところに目に見えるほどの差がないかどうか、
貼ってある部分だけ縮んでしまったりしていないかを確認します。
縮みや、接着剤の染み出しの原因は色々ありますが、「生地の厚みに接着芯が合っていない」
「アイロンが高温すぎる」などが考えられます。
アイロンの温度を変えたり、別の種類の接着芯に変えるなどの対処をして下さい。

次に生地をバイアス方向へ軽く引っ張ってみます。接着剤の形が表に浮き出てきていないか、
生地になじんでいるかを確認します。



● 思っていたとおりの風合いですか?
接着芯を貼った生地を触ってみて、風合いを確認します。
硬さに迷ったときは、やわらかめの接着芯を選んだ方が無難に仕上がると思います。



● 表布に芯がきちんと接着されていますか?
最後に芯地を引っ張って生地からはがしてみます。
ぱりぱりぱり・・と簡単にはがれしまうようなら接着力が不足しています。
アイロンを当てる時間を少し増やしてみたり、温度を徐々に上げるなどして、
しっかりと接着できるアイロン設定を見極めます。

以上の項目がクリアーされていたら、いよいよ本番の生地に接着します。
焦らずゆっくりとアイロンを操作するように心がけて下さいね。









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もし失敗してしまったら!!
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間違えて貼ってしまった!大きなシワが寄ってしまった!
などのトラブルは、もう一度ドライアイロンを当てて接着剤を溶かし、熱いうちにゆっくりと芯をはがしていきます。
芯を貼らなくていい場所に貼ってしまって、この方法ではがした・・というときには、
生地に残った接着剤を少しでも取り除いておいた方がいいでしょう。
残り布などを重ねて上からアイロンで温めて接着剤を溶かし、
当て布に接着剤を移すという作業を根気よく繰り返してみて下さい。



接着面にアイロンを当ててしまった!
というときには、アイロンクリーナーという専用のクリーナーで接着剤を落としてみて下さい。
きれいになります。(手芸屋さんなどで取り扱っていられると思います)
















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