■ 準備するもの

チュニック生地
ふわっと軽く着られるなら、薄手の綿・麻素材の生地(リバティプリントやハーフラミーローン、コットンシャンブレー、
やさしいリネンなどがお薦めです。丈を伸ばしてワンピースなどにされる場合は少し厚手のカラーリネンや起毛ツイル
しっかり目の詰んだナチュラルコットンチノクロス、ナチュラルコットンHOLIDAYなどなどもGOOD。
ギャザーが多めに入ったデザインですのであまりボリュームや張りのあるものよりはやわらかな生地がお薦めです。

110cm幅 9・11号=210cm
 120cm以上の幅の生地を使用する場合は160cmでOK


接着芯
薄手の90cm以上の幅のものを約20cm


ボタン
直径1.1センチのものを2個









■ パターンを準備します

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パターンの選び方
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No.94のラグランチュニックは、ギャザーの入ったゆったりとしたデザインなので体型を選ばず、
どなたにも合いやすい形のお洋服だと思います。サイズは普段着ていらっしゃるお洋服のサイズを
参考に9号・11号の中からお選び下さい。
(サイズを迷われた時は、似たような形のワンピースやチュニックでバストサイズを比較してみられると
サイズ選びの参考になると思います。ちなみにバスト寸法はMサイズで約120cmになります。)
基本的なパターンの写し方については、topicsの「縫い始める前にしておきたい下準備について」の
ページで詳しくご紹介していますので参考になさって下さいね。









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写しとるパターン
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サイズが決まったらパターンを写します。

* 前身頃
* 後ろ身頃
* 袖
* カフス
* 前衿ぐり布
* 後ろ衿ぐり布
* ひも
* 前あきみかえし
* 袖あきみかえし   の計9枚

 パターンは、外側の線だけでなく、「前身頃・カフス」といった型紙の名称や、
 「サイズ」「地の目」「縫い代寸法」など、すべての情報を写しとっておきましょう。

 後衿ぐり布は、「わ」を開いた形のパターンを作っておくと作業がスムーズです。









■ 地直しをしましょう


裁断の前に水通ししましょう。
地直しの仕方はtopicsの「縫い始める前にしておきたい下準備」 の 「綿麻素材の地直しの仕方」で詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。















■ パターンを配置しましょう
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置 き 方
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まずは生地を縦に二つ折りにして、片側に「わ」を作ります。
生地がゆがまないように広いスペースをとって作業を行って下さいね。














■ 縫い代をつけましょう
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縫い代をつけます
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パターンが配置できたら、パターン、もしくは上の「裁ち図」を見ながら、寸法どおりにチャコで縫い代をつけます。

 裁断の仕方について詳しくはtopicsの 「裁断の仕方」 を参考にしてくださいね。









■ 裁断しましょう
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裁断のコツ
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パターンを配置し、縫い代線が引けたら裁断をします。

裁断中は、はさみを動かしやすいように生地の周りを移動しながら各パーツを裁っていきます。
パターンを配置した生地はなるべく動かさず、はさみの下の刃を机に滑らせるように添わせ、
生地がはさみで高く持ち上がらないようにするのがポイントです。
袖ぐり、衿ぐり布のカーブ部分は一度で裁断しにくければ少し大きめに荒裁ちをしてから裁断してみて下さいね。








■ 印をつけましょう
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出来上がり線に印をつけましょう
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裁断ができたらチャコやチャコペーパーを使って出来上がり線の印をつけましょう。
前後身頃と前後衿ぐり布には、中心にそれぞれ小さく(約0.2センチぐらいの)切り込みを入れておきます。
また、身頃と袖の袖ぐり、袖山のタックにも同じく小さな切り込みを入れておきましょう。











更にミシンで縫うときはステッチ定規やミシン台(下画像参照)についている定規を利用して縫いましょう。
最小限の印でも、縫い代の幅を一定にして縫うことができます。
















■ 接着芯を貼りましょう

前後衿ぐり布とカフスに接着芯を貼ります。

















■前身頃のあきを作りましょう

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あきみかえしを出来上がりに折りましょう
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衿と袖のあきみかえしを出来上がりに折り、アイロンで整えます。













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あきをつくりましょう
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前身頃の衿ぐりと前あき見返しを中表に合わせミシンで縫います。
切り込みを入れるので、縫い目は通常よりも細かめにします。












■袖を作りましょう


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袖口のあきを作りましょう
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前身頃のあきと同じ手順で袖口にもあきを作ります。






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袖山のタックを仮止めしましょう
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袖山のタックをたたんでしつけ糸で縫いとめます。












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カフスを作りましょう
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アイロンを使いながらカフスの布を図のように折って、両端をミシンで縫います。












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袖口にギャザーを寄せましょう
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袖口にギャザーを寄せるための下準備をしましょう。
まずはしつけ糸を使って図のように袖口を細かくぐし縫いします。
縫い終えたら、糸を引いて袖口にギャザーを寄せます。
袖のカフスの長さに合わせてだいたい27センチぐらいに縮めておくとGOOD!















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袖口にカフスをつけましょう
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■身頃の脇を縫いましょう

前後身頃を中表に合わせてミシンで脇を縫います。
縫い終えたら縫い代をロック(ジグザグ)ミシンでかがり、後ろ身頃側へ倒してアイロンで整えます。










■身頃と袖を縫い合わせましょう

身頃と袖を中表に合わせて、袖ぐりを縫いましょう。
















■衿ぐりにギャザーを寄せましょう

身頃の衿ぐりを細かくぐし縫いして、衿ぐりにギャザーを寄せます。
パーツごとにギャザー分量の調整がしやすいように、衿ぐりはぐるりと一周続けて縫うことはせず、
下図のように身頃と袖ぐり縫い目でそれぞれ一度糸をカットします。















■ひもを作りましょう

アイロンを使ってひもを出来上がりに折りたたみます。































■衿ぐり布を縫いましょう
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肩を縫いましょう
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表(着用したときに表に出る方)と裏(着用したときに肌に触れる方)の衿ぐり布を
それぞれ中表に合わせ、肩部分を縫います。























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表と裏の衿ぐり布を縫い合わせましょう
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表と裏の衿ぐり布を中表に合わせ、下図のようにミシンで縫います。
縫い終えたら縫い代を約0.5センチの幅に切り揃え、カーブのきついところにのみ小さく切り込みを入れます。

リバティプリントやローンなど、薄手の生地は縫い代の幅を落とすだけで、切り込みを入れなくてもきれいにカーブが作れます。
切り込みは入れ過ぎても、入れなさ過ぎても仕上がりに影響しますので、生地の厚みや柔らかさなど、様子を見ながら
入れる場所や数を調整して下さいね。
















■衿ぐり布と身頃を縫い合わせましょう

表衿ぐり布(縫い代を出来上がりに折っておらず、接着芯のついている方)と身頃を
中表に合わせて衿ぐりをミシンで縫います。
合わせ方は、端から順にまち針を打つのではなく、衿ぐりと衿ぐり布のノッチをそれぞれ正確に合わせて
先にまち針で止めてしまうのがポイントです。他に後ろ中心、衿ぐり布の肩の縫い目を袖のタックの中心も
先にまち針で固定してしまい、止めつけたまち針とまち針の間で身頃のギャザーを調整すると
均一にバランスよくギャザーが配分できます。









表に返してひもをはさみ、表からステッチをかけます。











袖のカフスでもご紹介した 「裏を落とさないしつけの仕方」 でしつけをかけてから
ステッチをかけると失敗がありません。












■裾をあげましょう

身頃の裾を出来上がりに折って(三つ折り)アイロンで押さえ、ミシンで縫います。














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