■ 準備するもの

ブラウス生地
綿や麻素材の生地がお薦めです。
カラーリネン、やさしいリネン、リバティプリント、どの生地でも素敵な仕上がりになると思います。
実際に裁断してみたところ、比較的ぴったりの用尺でしたので、初心者の方は10センチほど
生地を多めにご準備されてもいいかもしれません。
また、衿のリボンをバイアスに裁つためには、生地幅が110センチ幅以上必要です。
生地をご購入の際に注意して下さいね。






接着芯
薄手の90cm幅以上の幅のものを約60cm


ボタン
直径1.1センチぐらいのものを11個









■ パターンを準備します

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パターンの選び方
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No.128のブラウスは、程よいゆとりが入った形のデザインですが、カーディガンやジャケットのような
「はおり物」の下にも、すっと腕を通すことができるぐらいのゆとりです。チュニックのようなたっぷりとした
ゆとりではありません。

サイズは基本的にバスト寸法を参考にして選びます。
下の参考寸法は、すでにゆとりが入った数値になっていますので、
普段着ているお洋服の中の似たような形のブラウスと比較されながら選んでみて下さい。





 基本的なパターンの写し方については、topicsの「縫い始める前にしておきたい下準備について」の
 ページで詳しくご紹介していますので参考になさって下さいね。









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写しとるパターン
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サイズが決まったらパターン紙にパターンを写します。

* 前身頃 (2枚)
* 後ろ身頃 (1枚)
* ヨーク (2枚)
* 前立て(2枚)
* 衿 (1枚)
* 袖 (2枚)
* カフス (4枚)
* 裾マチ布(2枚)

 ( )カッコ内は各パーツの裁断数です。 『 *前身頃(2枚) 』 という表示は、前身頃のパターン
 を使って、右左の前身頃を1枚ずつ合計2枚裁ちます、という意味になります。

 パターンは、外側の線だけでなく、「前身頃・袖・カフス」といった型紙の名称や、
 「サイズ」「地の目」縫い代寸法など、すべての情報を写しとっておきましょう。

 ヨーク衿リボン前立ては、「わ」を開いた形のパターンを作っておくと作業がスムーズです。








「パターン128の袖、いつもとなんか形が違う!?」 と思われた方もいらっしゃると思いますので
ここでちょこっとだけ、簡単に袖の形について解説いたしますね。















■ 地直しをしましょう


裁断の前に水通ししましょう。
地直しの仕方はtopicsの「縫い始める前にしておきたい下準備」 の 「綿麻素材の地直しの仕方」で
詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。















■ パターンを配置しましょう
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置 き 方
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パターンに付録している作り方説明書には、下のような裁断図が載っていますが、
具体的にどのように裁断していったらいいか、一例をご紹介いたします。

まず生地は3つのエリア(色別)に分け、下の順序で裁断をしていきます。
1.袖
2.後ろ身頃、ヨーク(1枚)、裏袖カフス(2枚)
3.前身頃、ヨーク(1枚)、衿リボン、前立て、表袖カフス(2枚)、裾マチ布










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順序1/袖
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順序2/後ろ身頃など
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順序3/前身頃など
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■ 縫い代をつけましょう
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縫い代をつけます
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パターンが配置できたら、上の「裁ち図」を見ながら、寸法どおりにチャコで縫い代をつけます。
パターンに特に指定のない部分は全て1センチの縫い代となります。

 裁断の仕方について詳しくはtopicsの 「裁断の仕方」 を参考にしてくださいね。









■ 裁断して印をつけましょう
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裁断のコツ
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パターンを配置し、縫い代線が引けたら裁断をします。

裁断中は、はさみを動かしやすいように生地の周りを移動しながら各パーツを裁っていきます。
パターンを配置した生地はなるべく動かさず、はさみの下の刃を机に滑らせるように添わせ、
生地がはさみで高く持ち上がらないようにするのがポイントです。
袖ぐり、衿ぐり布のカーブ部分は一度で裁断しにくければ少し大きめに荒裁ちをしてから裁断します。


全てのパーツを切り終えたら、チャコやチャコペーパーを使って出来上がり線の印をつけましょう。
ノッチには0.2cmぐらいの小さな切り込みを忘れずに入れておきます。




 接着芯を貼るパーツは印をつける前に接着芯を貼り、貼り終えたらもう一度パターンをのせて印をつけます。


洋服作りに慣れてきたら、ミシンの作業にステッチ定規やミシン台(下画像参照)についている定規を利用して
縫ってみましょう。最小限の印でも、縫い代の幅を一定に縫うことができますので、作業効率がアップします。











■ 接着芯を貼りましょう

裁断ができたら前立て、袖カフスと前立てに接着芯を貼りましょう。
通常ブラウスなどに使用する接着芯は下の写真のような透け感のある極薄手〜薄手タイプの
ものでOKです。接着芯選びはちょっぴり難しいので、一度試し貼りをすると失敗がありません。
またよく使いそうな厚さや色のものを何種類か用意しておくと便利です。























■後ろ身頃を作りましょう

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後ろ身頃に粗ミシンをかけましょう
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下図のように後ろ身頃の上端にギャザーを寄せるための粗ミシンをかけます。




ギャザーを寄せて、ヨークと長さを合わせたら、ギャザーを軽くアイロンでつぶしておくと
縫い合わせやすくなります。









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裾を縫いましょう
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後ろ身頃の裾を下図のように0.5センチの幅に三つ折りにしてミシンで縫います。








裾にミシンをかけるちょっとその前に・・・。













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ヨークと後ろ身頃を縫い合わせましょう
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後ろ身頃とヨークを下図のように合わせ、ミシンで縫います。
















■ 前身頃を作りましょう

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前立ての下準備をしましょう
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前立てを下図のように中表に折って、ミシンで縫います。











前立てをすっきりときれいに表返す方法です。
縫い代がかさばらないように、余分な部分をカットして、丁寧にアイロンをかけてから表に返しましょう。












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前身頃の裾を縫いましょう
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後ろ身頃と同じように前身頃の裾を0.5センチ幅に三つ折りにして、ミシンで縫います。













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前立てと前身頃を縫い合わせましょう
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前立てと前身頃を下図のように合わせ、ミシンで縫います。











前端の衿ぐり部分に切り込みを入れます。






二つ折りにした前立ての間に縫い代を挟み込んで表に返します。
あらかじめつけておいた折り線で前立ての端の縫い代を内側へ折り込んでアイロンで整えます。
しつけをかけて、表からミシンで縫います。












前立てに表からステッチを入れるとき、まち針だけできれいに縫うのは至難の業。
熟練さんでも、もしかしたら裏を落としてしまうぐらい難しい作業です。
そこで絶対裏を落とさない、しかも出来上がりは裏も完ぺき!というしつけの方法をご紹介します。
ポイントは、表と裏の糸の出ている位置です。



















■ 肩を縫いましょう

ヨークと身頃の方を縫い合わせましょう。
まずは下図のように後ろ身頃を置きます。























■ 衿を作りましょう























■ 身頃と衿を縫い合わせましょう

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まずはちょこっと下準備
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衿ぐりのヨーク部分は2枚重ねになっているので、それぞれがずれて縫い合わさってしまわないように
下の写真のようにざくざくとしつけ糸で仮止めしておくとGOODです。










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えりぐりと衿を縫い合わせましょう
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衿ぐりと衿を合わせます。
まずは、身頃を表を上にして置きます。
続いてその身頃の衿ぐりの上に、衿を下図の用に重ねます。
あらかじめつけておいた4箇所のノッチ(えりつけどまり、肩)を、それぞれ正確に合わせて
先にまち針で固定してから、残りの部分を合わせていきます。













衿はできるだけ正確に合わせましょう。
特に、衿つけどまり部分がずれたまま縫い合わせてしまうと、後にきれいに縫い代が内側へしまい込めなくなり
出来上がりにひびいてしまいます。細心の注意を払って合わせて下さいね。











縫い終えたら、衿ぐりのカーブしている部分に切り込みを入れましょう。
ミシンで縫った約0.2センチぐらい手前まで、約2センチ間隔ぐらいで入れて置くと
衿ぐりがつれることなくきれいに仕上がります。










衿を起こし縫い代を衿側へ倒して、アイロンで縫い目をしっかりと広げておきます。











衿ぐりの縫い代を衿の中にしまいこんで衿をとじ、ミシンで衿ぐりを縫います。











衿ぐりを縫うとき裏衿を落とさないよう、下のようにしつけをかけてから縫いましょう。
表と裏でわずかですがしつけをかける場所を変えることで、失敗なく一度で大変きれいな仕上がりになります。















■ 身頃の脇を縫いましょう

前後の身頃を中表に合わせ、ミシンで脇を縫います。
縫い終えたら、縫い代を後ろ身頃側へ倒し、ステッチで押さえます。
















■ 袖を作りましょう

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カフスを作りましょう
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袖口のあきを作りましょう
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袖下のあき部分を三つ折りにしてアイロンで整え、袖下側のあきだけ、ミシンで縫います。
続いて袖口のタックをたたみ、アイロンで押さえておきます。





















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袖下を縫いましょう
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袖を中表に合わせて袖下をミシンで縫います。
縫い終えたら、縫い代をジグザグ(ロック)ミシンでかがって始末します。








縫い代を袖山側へ倒してアイロンで整えます。











袖を表に返して、袖山から袖口までを続けてステッチで押さえます。










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カフスをつけましょう
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■ 身頃に袖をつけましょう

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袖山にいせを寄せましょう
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袖山にあらかじめかけておいた粗ミシンの糸を引っ張り、袖にいせを寄せます。




引っ張り過ぎると、袖ぐりの長さと合わせづらくなってしまうので注意して下さいね。








袖の工程でよく出てくる「いせ」という言葉。
なんだか耳慣れない言葉だなーなんて思われる方もいらっしゃると思いますが、
「いせ」は、もう少しなじみのある言葉で言い換えると「ゆとり」です。

お袖の場合、袖山に「いせ=ゆとり」を入れることにより、丸みのある人間の肩の形に
袖山の形をきれいに馴染ませつつ、腕の可動域をしっかりと確保することができます











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身頃と袖を縫い合わせましょう
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袖と身頃を中表に合わせて、ミシンで縫います。
ステッチ止まりから下の部分は、同じところを2度縫いして丈夫に仕立てます。
袖ぐりは筒状になっていて縫いにくいので、できれば軽くしつけをかけてからミシンするとGOOD!です。
縫い終えたら、縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンで始末します。


























ロックミシンの縫い終わりは、縫い始めの部分に2センチほど重ねて縫い、糸を長めに残してミシンから外します。
残した糸をほぐして束ね、下のように縫い目に重ねて小さくぐし縫いをしておくと仕上がりがきれいです。















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ステッチをかけましょう
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袖を表に返してアイロンで整え、袖山部分にミシンでステッチをかけます。



















■ 裾マチ布をつけましょう

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裾マチ布を作りましょう
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裾マチ布を下図のようにアイロンで折りたたみます。













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裾マチ布をつけましょう
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身頃の脇部分の裾に、手縫いで袖マチ布をつけましょう。














たてまつりの縫い方です。
お洋服を作るときに、ときどき登場する縫い方なので覚えておくとGOOD!です。
















■ ボタンをつけましょう


所定の位置にボタンホールを開けて、ボタンをつけたら完成です。





















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