■ 準備するもの

ブラウス生地
春夏は綿や麻素材の生地がお薦めです。
カラーリネン、やさしいリネン、リバティプリント、どの生地でも素敵な仕上がりになると思います。
秋冬の寒い季節は、フレンチコーデュロイ、フランネルや起毛リネンなど、少し厚みのあるふっくらとした生地を
使ってみて下さい。胸の下と背中にギャザーを寄せますので、ばりっとした張りのある生地よりは
ある程度のやわらかさがある生地の方がお薦めです。







接着芯
薄手の90cm幅以上の幅のものを約65cm


ボタン
直径1.1センチぐらいのもの
9分袖・・・9個
半袖・・・7個









■ パターンを準備します

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パターンの選び方
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No.112のブラウスは、程よいゆとりが入った形のデザインです。
着心地をひと言で言うならば、「ゆるすぎず、きつすぎず」といった感じです。
サイズは基本的にバスト寸法を参考にして選びますが、下の参考寸法にはすでにゆとりが入った数値になっています。





普段着ているお洋服で似たような形のブラウスがありましたら、そちらのサイズを参考にされてもいいと思います。

 基本的なパターンの写し方については、topicsの「縫い始める前にしておきたい下準備について」の
 ページで詳しくご紹介していますので参考になさって下さいね。









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写しとるパターン
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サイズが決まったらパターンを写します。

* 前身頃 (2枚)
* 後ろ身頃 (1枚)
* 前ヨーク (2枚)
* 後ろヨーク (2枚)
* 前立て(2枚)
* 衿 (2枚)
* 袖 (2枚)
* カフス (2枚)

9分袖のみ
* 袖口ループ (2枚)


 パターンは、外側の線だけでなく、「前身頃・袖・カフス」といった型紙の名称や、
 「サイズ」「地の目」縫い代寸法など、すべての情報を写しとっておきましょう。




 後ヨーク前立ては、「わ」を開いた形のパターンを作っておくと作業がスムーズです。





後ろ身頃、前立ても同様に「わ」を開いた形のパターンを作成します。










 半袖は、袖山(タック部分)の縫い代の付け方が少し複雑なので、
 パターンにあらかじめ縫い代をつけたものを用意してもいいと思います。
 その場合はパターンを写し、荒立ちをしてから袖山のタックを出来上がり 線のとおりにたたんでカットします。














■ 地直しをしましょう


裁断の前に水通ししましょう。
地直しの仕方はtopicsの「縫い始める前にしておきたい下準備」 の 「綿麻素材の地直しの仕方」で
詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。















■ パターンを配置しましょう
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置 き 方
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まずは生地の片端(耳)を生地の中心側に向かって下図のように折りたたみます。
「わ」にした部分がゆがんだり、たるんだりしないよう丁寧に同じ幅になるようたたんで下さいね。
「わ」の部分を使って、前後身頃と前ヨークを裁ち、残りの部分で袖や後ろヨークなどのパーツを裁ちます。






















■ 縫い代をつけましょう
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縫い代をつけます
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パターンが配置できたら、パターン、もしくは上の「裁ち図」を見ながら、寸法どおりにチャコで縫い代をつけます。
パターンに特に指定のない部分は全て1センチの縫い代となります。
9分袖の袖口に使うループはパターンに縫い代が含まれていますのでパターン通りの大きさに、縫い代を付けずに裁ちます。

 裁断の仕方について詳しくはtopicsの 「裁断の仕方」 を参考にしてくださいね。









■ 裁断して印をつけましょう
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裁断のコツ
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パターンを配置し、縫い代線が引けたら裁断をします。

裁断中は、はさみを動かしやすいように生地の周りを移動しながら各パーツを裁っていきます。
パターンを配置した生地はなるべく動かさず、はさみの下の刃を机に滑らせるように添わせ、
生地がはさみで高く持ち上がらないようにするのがポイントです。
袖ぐり、衿ぐり布のカーブ部分は一度で裁断しにくければ少し大きめに荒裁ちをしてから裁断します。


全てのパーツを切り終えたら、チャコやチャコペーパーを使って出来上がり線の印をつけましょう。
ノッチには0.2cmぐらいの小さな切り込みを忘れずに入れておきます。



 接着芯を貼るパーツは印をつける前に接着芯を貼り、貼り終えたらもう一度パターンをのせて印をつけます。


お洋服作りに慣れてきましたら、ミシンの作業にステッチ定規やミシン台(下画像参照)についている定規を利用して
縫ってみましょう。最小限の印でも、縫い代の幅を一定に縫うことができますので、作業効率が。











■ 接着芯を貼りましょう

裁断ができたら後ろヨーク、前立て、衿、袖カフスに接着芯を貼りましょう。
今回レッスンで使用したリバティプリントの生地に使用した接着芯は
下の写真のような透け感のある極薄手タイプです。
接着芯選びはちょっぴり難しいので、一度試し貼りをすると失敗がありません。
また、接着芯はよく使いそうな厚さや色のものを何種類か用意しておくと便利です。





薄手、柔らかな風合いなど、使用する生地によっては後ろヨークの接着芯は省いてもOKです。














■ダーツを縫いましょう

















■前身頃にギャザーを寄せましょう


前身頃の胸下部分に粗い針目でミシンをかけ、胸元にギャザーを寄せます。











「荒い針目のミシン」とは、ギャザーを寄せたい部分に行う下準備のミシンです。

(1)ミシンの設定を変更しましょう
ミシンの機能の中に「送り幅」という縫い目ひと針分の長さを調節するところがあります。
機種によってダイヤルだったりコントロールパネルだったりさまざまですが
その「送り幅」を調節してひと針分の縫い目の長さが4ミリ程度になるように設定しなおします。
(縫い合わせのときの縫い目は約2ミリ前後の設定が通常です。)






(2)指定された場所を縫いましょう
縫い始めと縫い終わりは返し縫いはしません。後で引っ張りやすいように糸を少し長めに残しておきます。


(3)ミシンの設定を元に戻しましょう
後でまた、ミシンを使うときのために縫い終わったら設定を元に戻しておきましょう。












■前身頃と前ヨークを縫い合わせましょう

前身頃と前ヨークを中表に合わせミシンで縫います。
縫い終えたら、縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンでかがります。

























■後ろ身頃と後ろヨークを縫い合わせましょう

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後ろ身頃にギャザーを寄せましょう
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後ろ身頃の背中部分にギャザーを寄せるためのミシンをかけます。
出来上がり線をはさむようにして荒い針目で縫います。












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ヨークと縫い合わせましょう
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■身頃の肩を縫いましょう

















■前立てを縫いましょう























■衿を作りましょう
























■衿をつけましょう













表からステッチをかけるとき、裏側を落とさないしつけの方法です。
ポイントは1つ!表と裏の糸を出す位置をずらすだけでばっちり裏側までミシンステッチが乗ってくれます。

















■裾をあげ、前立てから衿にステッチをかけましょう

三つ折りしておいた裾をミシンで縫います。
続いて、前立ての裾から衿を通り反対側の前立ての裾までミシンで縫います。
















■袖を作りましょう



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袖あきのバイアスを折りましょう
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まずは袖の「あき」を始末するバイアス布を出来上がりに折り、アイロンで整えます。














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袖口のあきを作りましょう
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袖口のあきに切り込みを入れます。







切り込んだ部分を大きく開いて、きりこみバイアス布と中表に合わせて下図のように縫います。










切り込みバイアス布を表に返してアイロンで整え、切り込み部分の縫い代をくるんで
もう一度表からミシンで縫います。














切り込み部分で袖をたたみ、下図のように切り込み先端部分を三角形に縫います。


















袖を表に返し、前袖側のバイアス布を図のように裏側へ折ってアイロンで整えます。















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袖山と袖口にギャザーを寄せましょう
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袖口と、袖山にギャザー寄せのための粗ミシンをかけます。

















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袖下を縫いましょう
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袖を中表に二つ折りにし、袖下をミシンで縫います。
















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袖口のボタンループを作りましょう
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ボタンループ用の生地を中表に三角形にたたみ、ミシンで縫います。















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カフスを作りましょう
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片方の端にボタンループをはさんで、カフスを中表になるようにたたみ
両端をミシンで縫います。
















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カフスをつけましょう
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袖とカフスを中表にして、袖口を縫い合わせます。











袖口の縫い代を、カフスの間に挟み込むようにしてしまい、カフスを出来上がりに整えます。
カフスの端を下図のようにミシンで縫います。



















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袖山のタックをたたみましょう
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袖山の3箇所のタックをたたみ、仮止めミシンで押さえます。
続いて袖口にギャザーを寄せるための粗ミシンをかけます。

















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袖下を縫いましょう
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袖を中表になるようにたたみ、袖下をミシンで縫います。
















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カフスを縫いましょう
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カフスを中表にたたんで「わ」にし、端をミシンで縫います。












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袖とカフスを縫い合わせましょう
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■袖をつけましょう

袖と身頃を中表に合わせ、袖ぐりをミシンで縫います。
袖ぐりは力のかかりやすい場所なので、同じところをミシンで2度(2周)縫います。
縫い終えたら、縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンでかがり、縫い代を袖側へ倒しておきます。





9分袖の場合は、袖山にかけたぐし縫いの糸を小さくひいて、いせ込みながら身頃と袖を合わせます。
(糸を部分的に引きすぎて、袖にギャザーが寄らないよう注意します)












■ボタンホールをあけ、ボタンをつけましょう

身頃にボタンホールをあけてボタンをつけたら完成です。



















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