■ 準備するもの 生地・・・中〜中厚手ぐらいの糸密度が高めの生地がお薦めです。 本の17ページで使用している生地はハーフリネンシャンタンという綿麻の生地で 落ち着いた光沢があり、ほんの少し張りがある生地です。 66ページでご紹介しているキッズ用は綿麻のデニム生地で、デニムにしては柔らかくて 動きやすい生地だと思います。C&Sオリジナルの生地では、春夏でしたらコットンホリデー、 通年ですとボーイフレンドチノクロス、オリジナルチノクロス、秋冬はフレンチコーデュロイなどがお薦めです。 ■ パターンを準備します -------------- パターンの選び方 -------------- 程よいゆとりの入ったパンツです。 普段お召しになっているパンツのサイズを参考にしてみて下さい。 パターンの写し方については、topicsの「縫い始める前にしておきたい下準備について」の ページで詳しくご紹介しています。よかったら参考になさって下さいね。 ------------- 写しとるパターン ------------- サイズが決まったらパターンを写します。 * 前パンツ * 後ろパンツ * ポケット * 脇ポケット * ベルト の計5枚です パターンは、外側の線だけでなく、「前身頃・袖」などといった型紙の名称や、 「ノッチ(合印)」 「サイズ」 「地の目」 「縫い代寸法」など、すべての情報を写しとっておきましょう。 表裏が分かりにくい生地は、表面にマスキングテープなどを貼ってパーツの名前を書いておくと、 作業中にひと目で何のパーツかや、裏表などがわかり、間違いを防ぐことができます。 ■ 地直しをしましょう リネンやコットンなど、縮みやすい素材の生地を使用する場合は裁断の前に水通ししましょう。 地直しの仕方はtopicsの 「縫い始める前にしておきたい下準備」 で詳しくご紹介しています。 ぜひ参考にしてみてください。 |
■ パターンを配置しましょう 下の図を見ながらパターンを配置します。 ■ 縫い代をつけましょう パターンが配置できたら、上の「裁ち図」を見ながら、指定の寸法どおりに縫い代をつけます。 裁断の仕方について詳しくはtopicsの 「裁断の仕方」 を参考にしてくださいね。 ■ 裁断しましょう ---------‐ 裁断のコツ ---------- パターンを配置して縫い代線が引けたら裁断します。 裁断中は、はさみを動かしやすいように生地の周りを移動しながら各パーツを裁っていきます。 パターンがのっている生地はなるべく持ち上げたり動かしたりせず、はさみの下刃が机の上を滑るように動かしていきます。 衿ぐりやポケットなどのカーブ部分については、一度で裁断しにくければ少し大きめに荒裁ちをしてから裁断してみて下さいね。 ■接着芯を貼りましょう 上の裁ち図を見ながらポケット口とベルトのひも通し口をあける穴の部分に接着芯を貼ります。 薄手(下の写真ぐらい)のものがお薦めです。 ■接着テープを貼りましょう ■ 印をつけましょう 裁断ができたら、チャコやチャコペーパーを使って各パーツに出来上がり線の印をつけましょう。 ※チャコペーパーは両面・水で消えるタイプのものがお薦めです。 チャコペーパーは上の写真のように4〜5センチ幅ぐらいにカットして使用すると便利です。 ダーツやポケットのように型紙の真ん中あたりにある線も、まち針の間から布の間にチャコペーパーを 挟み込みやすく、色がつきにくきなったら処分して新しいものと交換すれば、無駄なく使うことができます。 カットしたものを数枚準備しておくと、長い線にも対応できます。 パーツを縫い合わせていくときにノッチ(合印)がとても重要になってきます。 小さなノッチ(合印)も忘れずに印をつけて作業の効率化を測りましょう。 特にウエストベルトの合印は忘れずに付けておきましょう。 ノッチは、縫い代の端に小さな切り込み(約0.2センチぐらい)を入れて印の代わりにしてもOKです。 ミシンで縫うときはステッチ定規やミシン台(下画像参照)についている定規を利用して縫うと便利です。 最小限の印でも、縫い代の幅を一定にして縫うことができます。 |
■後ろパンツのダーツを縫いましょう ■ポケットを作りつけましょう ■脇ポケットを作りましょう ■前後のパンツを縫い合わせましょう ■裾を縫いましょう ■左右のパンツを縫い合わせましょう ■ウエストベルトにひも通し口をあけましょう ■パンツとウエストベルトを縫い合わせましょう ■ポケットに留めミシンをかけましょう ■ひもを通しましょう ひも通し口からベルトにひもを通します。 ひもの端を三つ折りにしてまつり、完成です。 |
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