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mani e cotone

私たちは兵庫県丹波篠山市で、農薬や化学肥料を使用せず自然の力による農業で日本の在来種「和綿」を栽培し、2021年に和綿製品のブランド「mani e cotone」(マニエ コトーネ)を立ち上げました。

私たちが手にしている洋服や綿製品の綿は海外から輸入されており、現在日本の綿の自給率は0%と言われています。昔は日本各地で和綿が栽培され、着物やふとんを作っていましたが、機械化が進むとともに海外産の洋綿が主流になりました。
日本の気候風土で育まれた和綿は、日本人の肌にも暮らしにもよく馴染みます。
海外産の洋綿に比べてとても短く弾力のあり、まるで呼吸するかのように空気をたくさん含み、吸湿性・保温性に優れています。
また100% 無農薬で育てられた和綿はもちろん化学的な有害物質はゼロ、アレルギー物質を含まないので小さなお子さまにも安心して使っていただけます。

私たちは種をつなぐことは命をつなぐことと考えます。
日本の風土で受け継がれてきた種を蒔き綿を育て、暮らしに寄り添う商品を次世代に繋いできたいと思います。
また和綿栽培が定着することで、耕作放棄地や若手の新規就農、過疎問題にも貢献していけるプロジェクトを目指しています。地球にも人にもやさしい 循環を生み出し、持続可能な未来づくりにつなげていきたいと思っています。日本中の農村部でコットンボールが揺れる畑の景色が広がることを願っています。

<農家の想い>

この地で和綿を栽培して8年になります。
毎年種を採取してつないできたことにより和綿が丹波篠山の風土に順応してきているように思います。
農薬や化学肥料に頼らず、丹波篠山の清らかな空気・水・大地のちからを借り、種蒔きから収穫まで手作業で丁寧に育てています。

秋から冬にかけて畑では綿の実が弾けて白い綿が顔を出します。
洋綿が上を向いて実をつけるのに対し、和綿は湿気の多い日本の気候に合わせて下を向いて実をつけます。
その様子はとても可愛らしく、こういう日本に受け継がれてきた種を絶やさずに残していきたいと感じながら農作業をしています。

綿が大地から育つ植物であることを感じに、和綿に触れに、いつか畑に足を運んでいただけると嬉しいです。

mani e 代表 森田耕司