2015年12月リバティプリント
Strawberry Thief
リバテイプリントの代表的な柄、Strawberry Thief(いちこ泥棒)。
CHECK&STRIPEでは、いちごをキラキラしたプリントにしています。
英国の思想家、詩人、デザイナー、作家、画家でデザイン史上に多大なる影響を与えた、ウィリアムモリス。イチゴ泥棒という名前のこのデザインは、モリス自身がイチゴを育てようとしたときに、鳥に食べられてしまった経験からインスピレーションを得て1883年に制作されました。1979年、リバティ社が調度品のファブリックとしてプリントし、その後タナローン用に柄を縮小しデザインを調整。
1995年リバティ社のクラシックコレクションに加入し、今でも不動の人気を誇っています。
Peacocks of Grantham Hall
映画俳優、プロデューサーでもあるジョン・マルコヴィッチ自らが描いたオリジナル柄です。ある映画の衣装合わせの際に見つけた端切れの柄を参考にしたデザインで、グランサム・ホールとはケント州にある英国式のマナー・ハウス(領主邸宅)のことです。芝生に座るクジャク柄は、当時プリント柄として鳥が流行っていたことを示しています。
<作品>
Yoshie
2010年秋冬コレクションの柄で、アーティスト渡遥良重とのコラボレーションにより生まれたデザインです。イラスト調の手描きの柄で、色地に地型染めを施した凸凹感のあるベースに、繊細なカンバセーショナル柄を驚くような線づかいで描いています。渡邊さんが得意とするメルヘン調のタッチにリバテイプリントの重厚感が合わさったデザインになっています。
地色は少し濃淡がある色です。
Mille Fleurs
日本ではCHECK&STRIPEが初めてこ紹介する柄です。
この可愛らしく目をひくカンバセーショナルデザインは元々1950年代初期にリバティスタジオにてデザインされたものです。1954年リバティのマートンプリント社によってプリントされ、ペーパーインプレッションと生地のアーカイブとして今日まで保管されていました。
お花畑の中の小烏、犬、うさぎ等バラエティにとんだ小動物をフィーチャーしています。
地色は少し濃淡がある色です。
<作品>
Dalmatian Dots
アーカイブの水玉と同じくアーカイブのダルメシアン柄を掛け合わせたデザインです。原画の制作時期はわかっていません。2015年秋冬シーズンのスペシャル柄の一つです。
Betsy
この様式化された小花柄は1933年にリバティの為にデザインされました。
誰がデザインしたかについての唯一の手がかりはDSと言うイニシャルだけ。DSはリバティの中でも人気のある柄を多く残しており、この柄もまた、1982年にクラシックコレクションに加入以来不動の人気柄となっています。
<作品>
Adelajda
CHECK&STRIPEでは、 星の一部をキラキラしたプリントにしています。
2011年の秋冬コレクションで発表された一柄です。
アデラジャは、音楽をテーマに1940年代を代表するall that jazzを象徴しています。ポップな星柄が美しいデザインです。
<作品>