■ 準備するもの

表布・・・海のブロード
105cm幅を S・M=175cm、 L=185cm

 110cm幅の生地を使用する場合も同じ長さが必要です。


薄手接着芯・・・25cm×65cm


ボタン・・・直径1.1cmのものを6個






■ パターンを準備します

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パターンの選び方
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すずらんのブラウスは、バスト寸法を基準にサイズを選びます。
CHECK&STRIPE みんなのてづくり の付録の実物大パターンの表紙にS・M・Lの参考スリーサイズが載っています。
サイズ表を見ながらご自分のサイズに最も近いパターンを選びましょう。パターンの写し方については、
topicsの「縫い始める前にしておきたい下準備について」のページで詳しくご紹介しています。






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写しとるパターン
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付属の実物大パターン/表面の 「18」 と数字の書いてあるパターン
* 前身頃
* 後ろ身頃
* 袖
* 台衿・・・ 「わ」を開いた状態のものをつくります
* 上衿・・・ 「わ」を開いた状態のものをつくります
* カフス






■ 地直しをしましょう

リネンやコットンなどの比較的縮みやすいとされている生地で作る場合は裁断の前に水通ししましょう。
地直しの仕方はtopicsの「縫い始める前にしておきたい下準備」 の 「綿麻素材の地直しの仕方」で詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
またポリエステルシフォンなどの化繊生地で作られる場合は、地直しの必要はありません。
軽くアイロンをかけてしわをとったら裁断を始めましょう。















■ パターンを配置しましょう
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置 き 方
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97ページの裁ち図を見ながらパターンを配置します。















■ 縫い代をつけましょう
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縫い代をつけます
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パターンが配置できたら、上図、もしくは97ページの「裁ち図」を見ながら、寸法どおりにチャコで縫い代をつけます。
前身頃の前端には5cmの縫い代がつきますが、後に前立てになる部分ですので、正確に裁って下さいね。
そのほか、特に指定されていない部分の縫い代は1cmになります。
 裁断の仕方について詳しくはtopicsの 「裁断の仕方」 を参考にしてください。












■ 裁断しましょう
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裁断のコツ
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パターンを配置し、縫い代線が引けたら裁断をします。

裁断中は、はさみを動かしやすいように生地の周りを移動しながら各パーツを裁っていきます。
パターンを配置した生地はなるべく動かさず、はさみの下の刃を机に滑らせるように添わせ、
生地がはさみで高く持ち上がらないようにするのがポイントです。
身頃の袖ぐりや袖山のカーブ部分は一度で裁断しにくいと思いますので、
少し大きめに荒裁ちをしてから、ゆっくりと丁寧に少しずつ裁断してみて下さい。












■ 印をつけましょう
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出来上がり線に印をつけましょう
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裁断ができたら、チャコやチャコペーパー&ルレット、切り込み、しつけ糸などを使って印つけをしていきます。
更にミシンで縫うときはステッチ定規やミシン台(下画像参照)についている定規を利用して縫いましょう。
最小限の印でも、縫い代の幅を一定にして縫うことができます。




特にしっかりと印をつけてほしい箇所はノッチマークのある部分です。
ノッチとノッチを合わせると、ピン打ち(まち針で固定すること)の作業がとてもスムーズ&スピーディーに
行うことができます。ハサミで小さく切り込みを入れるだけの簡単な作業ですので、忘れずにつけておいて下さいね。




















■ギャザーをよせる下準備をしましょう

前後身頃の衿ぐりと、袖の袖口にギャザーをよせるための荒ミシン(荒い針目で縫うこと)をかけましょう。

















■身頃の肩を縫いましょう

前後の身頃を中表に合わせて、肩を縫います。
縫い終えたら、縫い代をロック(ジグザグ)ミシンでかがり、縫い代を後ろ身頃側へ倒してアイロンで押さえます。















■袖をつけましょう

身頃と袖を中表に合わせて、袖ぐりを縫います。
縫い終えたら、縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンでかがります。







縫い代を身頃側へ倒してアイロンで整え、表からステッチをかけます。















■袖下から脇を縫いましょう


前後の見ごろを中表に合わせて、袖口から裾までを続けて縫います。
縫い終えたら縫い代を2枚一緒にロック(ジグザグ)ミシンでかがり、後ろ身頃側へ倒してアイロンで整えます。
















■前端を縫いましょう

前端は左右で縫い方が少し違います。
間違いのないように、左右を確認してから縫い始めて下さいね。
























■前端と裾を縫いましょう。

左右の前端を表に返したら、裾を縫います。
続いて、下図のように右前端にステッチをかけます。
















■衿を作りましょう。

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上衿を縫いましょう
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上衿を中表にして端を縫いましょう。








上級者にステップアップするための衿の作り方を詳しくご紹介いたします。
衿はお顔の周りで特に目がいく場所でもあります。
衿元がきれいに仕上がれば、お洋服全体の仕立ての印象もぐっとアップできると思いますので、
ちょっぴり余裕の出てこられた方は、トライしてみて下さいね。















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上衿にステッチをかけましょう
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上衿を表に返して、端にステッチをかけましょう。












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台衿の下準備をしましょう
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接着芯付きの台衿の縫い代を出来上がりに折り、アイロンで整えます。
続いて、折った縫い代を0.5cm幅になるようカットします。











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台衿と上衿を合わせましょう
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接着芯なしの台衿と上衿を図のように合わせてまち針でとめます。
合わさった衿の上に、更にもう一枚の台衿(接着芯付き)を重ね、3枚合わせてまち針をとめなおし、
ミシンで縫います。



















■身頃に衿をつけましょう。

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衿ぐりと台衿を縫い合わせましょう
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衿ぐりにかけておいた荒い針目のミシン目の糸を引いて、衿ぐりにギャザーを寄せます。
 衿ぐりの長さは、前衿ぐりで約17センチ前後、後ろ衿ぐりで約26〜28センチです。

糸をひいたり緩めたりして微調整しながら台衿の衿ぐりの長さと合わせて、まち針でとめミシンで縫います。


















衿の裏側を押さえるミシンを落とさずにきれいに縫う方法をご紹介いたします。
ポイントはやはり「しつけ」。そのしつけのかけかたにちょっとした「コツ」があります。
いろいろなブラウスやチュニック、コートなどの衿付けや袖口カフス付けなどに
応用できますのでぜひ覚えてマスターして下さいね。

















■袖口にカフスをつけましょう。

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カフスを準備しましょう
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カフスを中表にして下図のように折り、ミシンで縫います。










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袖口とカフスを縫い合わせましょう
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あらかじめかけておいた袖口の粗ミシン(ギャザー寄せミシン)の糸を引いて、
袖口にギャザーを寄せます。袖口が袖カフスと大体同じ寸法まで縮まったら
カフスと中表に合わせてまち針でとめ、糸を引いたり伸ばしたりしながら、
ぴったりとカフスの寸法と合わせミシンで縫います。














袖口は着用したときに外側になる方を、ちょっぴりギャザーを多めに、
反対に身体の脇に触れる内側はギャザーをちょっぴり少なめに寄せてあげると
袖口がふんわりガーリーな仕上がりになると同時に、腕の動作がスムーズです。
お洋服のデザインにもよりますが、内側にたっぷりとギャザーを寄せすぎてしまうと
お袖と身頃の脇あたりの布との摩擦が大きくなり、少々腕の動作を妨げてしまう場合があります。
ふんわり袖のガーリーなブラウスを作るときのために、頭の片隅にちょこっとメモしておいて下さいね。

















■ボタンをつけましょう。

お手持ちのミシンのアタッチメント機能などを使って、前立てにボタンホールをあけ、
ボタンをつけましょう。仕上げに衿ぐりと袖口のギャザーミシン(出来上がりから見えてしまっている
外側の糸)を丁寧にほどいて抜いたら完成です。


















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