--------------‐-- 印しつけって・・・? --------------‐-- 印しつけとは、出来上がり線(主にミシンで縫う線)や合印(ノッチ)などを布に写す作業です。 チャコやチャコペーパー、しつけ糸など、後できれいに落とすことのできるお道具を使って 印をつけていきましょう。 ---------------------- 印しつけのお道具いろいろ ---------------------- チャコペーパー ソフトルレットなどで生地に色を写して使用します。 両面・片面の2種類があり、色も何色かあります。 使いやすい大きさにカットして使用します。 チャコ 生地に直接書くことができます。 色や形にたくさんの種類があります。 チャコペン(チャコペンシル) 水をつけると消えるもの、時間がたつと消えるもの、熱で転写するもの、 使い勝手の違うさまざまな種類のチャコペン(チャコペンシル)が あります。使用目的によって使い分けるととても便利です。 しつけ糸 切りじつけをするときに使います。生地の厚みや織りの密度などによって、 2本どり、4本どりと使う本数を変えて使用します。 ほつれないように紙や布でくるむか、所々ひもで結んでおくといいでしょう。 まずはミシンをかけるとき実際に縫う線を、各パーツの裏面につけていきましょう。 印つけにはいくつかの方法がありますが、代表的なものを3つご紹介いたします。 しつけ糸を2本どりにして縫います。 角の部分は糸を引いてしまわず、図のように少したるませておきます。 (※薄手で織り糸が細い繊細な生地には1本どりで、ざっくりとした目の粗いウールなどの生地には 4本どりで・・・というように生地の厚みや織り密度によってしつけ糸の本数は変わります。) 長い縫い目のちょうど真ん中辺りで糸をカットします。 糸が抜けてしまわないようにそっと生地と生地の間を広げて、糸を切ります。 表面に残った余分なしつけ糸を、約0.1〜0.2cm残してカットします。 (長く残しておくと、せっかくつけた切りじつけがぬけやすくなってしまいます。) 広げてみるとこんな風に印が付いています。 最後に糸が抜けにくくなるようにアイロンで軽く押さえます。 ------------- ノッチの印つけ ------------- パターンに印されているノッチにははさみで切り込みを入れて印をつけるといいでしょう。 その他に、上物でしたら前後身頃の中心、袖山の中心、衿の後ろ中心などにもノッチと同じように 切込みなどを入れて印をつけておくと、作業がスムーズです。 裁ちばさみで印どおりに端から0.3センチぐらいの長さの切り込みを入れます。 切込みを入れられない場所には「縫いじつけ」という方法で印をつけます。 ボタンのつけ位置などに印をつけたいときなどにも、この方法が利用できます。 やり方は印をつけたい部分に「切りじつけ」の角の部分と同じ要領で糸を十字に通して印をつけます。 (キッズフランネルパジャマのボタンつけ位置に施した縫いじつけ) ------------------ 端の始末をしましょう ------------------ お洋服は縫い代を切りっぱなしのまま仕立ててしまうと、 洗濯を繰り返すうちに布端がどんどんほつれてきて着にくくなってしまうほか、 不意に力がかかったときに破けてしまったりすることもあります。 縫い代はしっかり始末しておきましょう。代表的な縫い代の端の始末を3つご紹介いたします。 ロックミシンで処理 既製服を裏返して、その縫い代をあらためて見てみると こんな風に縫ってあると思います。これはロックミシンという 端かがり専用のミシンを使って処理した縫い方です。 ほつれにくく簡単でかがることができます。 ジグザクミシンで処理 家庭用ミシンにも付いている、ジグザグ機能を使っても 手軽に縫い代を処理することができます。縫い代にジグザクミシンをかけたら 縫い目の約0.1〜0.2cmぐらい外側で余分な縫い代をカットします。 端ミシンで処理 縫い代に厚みがでてしまいますので、縫い代は広げて1枚ずつ縫います。 まず、片方の縫い代の端を0.2〜0.3センチぐらい(裏側へ)折ります。 折った部分の端から約0.1センチぐらいのところをミシンで縫います。 もう一方も同じように縫います。 |
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